口の中、歯茎の口腔粘膜の谷間より少し外側を切開し、そこから下顎骨に達しますが、骨膜剥離子は使わず、骨膜を剥がさないようにして、骨膜上にシリコンプロテーゼを起きます。骨膜下でない理由は、下顎骨は鼻骨と違い、シリコンが直接触れると骨萎縮(骨吸収)を起こし、プロテーゼが沈んでゆくからです。 術後はテーピングで圧迫し腫れを防止します。
粘膜切開は小さめでOKです。写真のようなシリコンプロテーゼを縦に入れて中で90度回転して定位置に置きます。剥離がプロテーゼより僅かに大きいくらいですと、ピタッとハマってズレ難いものです。